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キッチン

今日も堀之内のブックオフとハードオフに行った。
ハードオフはハードを扱っているけれど、ジャンク品以外はハードにオフじゃないな、と思った。
買取はハードにオフだと思うけれど…。
あと、CDケースの上に赤いポスターカラーみたいなのを直接引いているのはドイヒーじゃないかと思う。
紙ジャケもだよ?
あと、ブックオフのCDの値段シールは透明フィルムをかけた上に貼っているからいいけれど、レコファンは直接ケースに貼っていて、あれも中々剥がれないからやめてほしいんだなぁ。
ディスク・ユニオンは色のついた値札を入れていて、それが期間が経つと値下げの対象になっていく仕組みで、一番賢いかも。

堀之内でちょっと休憩してから、そうだ、今日は多摩境のブックオフに行ってみようと決めて、多摩境へ。
横尾忠則の展覧会も行きたいんだけれど、昔観たことがあるし、図版では見られるものが多いはずだし、場所がちょっと不便なので、葛藤中。
しかし、大きいサイズのペインティング(「Y字路」シリーズとか)が、本物は迫力があるらしい。
ああ、どうしよう。

多摩境、小雨がぱらつき始める。
多摩境は車で連れてきてもらったことはあるけれど、全然歩いたことないのでちょっとどきどきしながら歩く。
下校してくる大量の小学生とすれ違う。
あんな時代が自分にもあったんだなぁ。
家の近くの公園で野球やサッカーをしている小学生を見たときにも思う。
子どもから何かが変わり始める中学生や、空回って何やらほろ苦い高校生や、そういう時代を送ってきたんだなぁ。
戻れないし、停滞もできないし、進み続けるんだけれどね。

多摩境のブックオフは中型店舗で(と言ってもハードオフも併設だし、結構広く感じる)初めてチェックするので、アドレナリンが出る。
時間はたっぷりあるし、落ち着いて見るように心がける。
が、品揃えは新鮮なんだけれど、なんか他店で250円~500円で見かけるアルバムが750円だったりするのでちょっとテンションが落ちる。
750円ではちょっと買えない。
迷ったのはORIGINAL LOVE「ビッグクランチ」500円だけれど、昔持ってたし、そのうち250円で見つける気がするのでスルー。
最近もっぱら興味を抱いている邦楽は結局ほとんどハズレなので、洋楽に期待をつなぐ。
洋楽は多少面白そうなのを見つけたというか、もう無理やり見つけているのかもしれない。
一応ね、売るときのこともちょっと考えたりするんだよ。
言い訳。
今見直すと、そんなに当たりを抜いたのかどうかもよくわからない。
結局、まあまあ聴きたいものを買っているというか…。

今日聴いた音楽。

・THE BEATLES「A HARD DAYS NIGHT」
今更だけれど、初めて聴いた。
勿論、シングルの曲とかは知っているけれど。
若いねぇ。
モノラルの音には、白黒写真のような陰影があるなぁ、なんて思ったりしていた。
ビートルズの良さというのは、何かマジカルなものがあるから評価するのは難しい。
初期のビートルズだけが好き、という人はどうなのかしらん?と思う。

・EL-MALO「THE WORST UNIVERSAL JET SET」
なんか音が籠もっている感じ。
色んな音が入っているんだけれど…。
最後の方の1曲がちょっと良かったけれど、それ以外の曲の印象がほとんど残っていない。

・ORIGINAL LOVE「EYES」
相変わらず最高。
オリジナル・ラヴは何でか初期から音がいい。
アーバンかつファンキー、しなやかで太いグルーヴ。
10thアルバムも既に買っていたから、残るは1st、9th(「ビッグクランチ」)、12th~14th(最新作)。

・ジョージ・マイケル「FAITH」
WHAM!のアルバムも持っていないんだけれど、これは鈴木惣一朗が本で紹介していた。
80年代のPRINCEに近くて、あそこまで爬虫類的ではない。
こういう、エレクトリックな要素とオーガニックな要素が混ざりきらない程度に混ざっているものに惹かれる。
曲も音も良いし、いいアルバムだと思う。

・カヒミ・カリィ「LEUR L'EXISTENCE「彼ら」の存在」
伊武雅刀が渋い。
ちょっと短いね…。
セルジュ・ゲンスブールとジェーン・バーキン的な、しかしもうちょっと控えめな作品。

・エレファントカシマシ「スウィートメモリー ~エレカシ青春セレクション~」
図書館で借りた。
図書館で借りたCDって、どれも大抵ボロボロで、中古では売れないくらいのもの。
まあ、余程傷がつかなければCDは聴けるってことです。
でも、歌詞カードの曲名のところに勝手に○とか×とか書くのはやめてほしい。
いい曲いっぱい。
エレカシは、歌以外のパーツがあんまり主張しない。
だから、歌にピントが合っている。
いつか、もっと好きになるのかな。
それはまだ分からない。

・キタキマユ「トリコロル」
これも図書館で借りた。
2000年~2001年、20世紀から21世紀へと転換する際に録られたアルバム。
結構前なんだな。
アルバムはこれ以降出していないみたいなんだけれど、このアルバムに参加したアーティストは結構豪華。
田島貴男や曽我部恵一、深沼元昭(PLAGUES)などなど。
そう、おじさんたちはみんなアイドルとかプロデュースするの好きなんだなぁ。
ヴォーカルもいいし、イメージも含めて、全体的にフレッシュかつフルーティー、キラキラした感じです。
音楽にフルーティーとかジューシーという表現を使うのっていいな、と思うけれど、あんまりそんな言葉を使う機会もないね。
やはり女性アイドル系かな。

・古内東子「DISTANCE」
93年の2ndアルバム。
アレンジ、サウンド・プロダクションが若干J-POPな感じだけれどヴァリエーション豊かとも言えるし、結局この人の歌と楽曲が好きで、それは既に確立されているものなので、十分楽しめる。
ということは、1stもそのうち買わなくちゃねぇ。

今日見たDVD。

・「めがね」特典ディスク(disc2、disc3)
借りてきたもの。
メイキングや作中に出てくるメルシー体操の振り付け、出演者による即興ショート・コント?の1分劇場など。
映画と同じくゆるく笑えるけれど、これを撮るにも結構時間がかかっただろうに…と思う。
奄美諸島の与論島に1ヶ月もいるから時間も余力も十分にあったのかも知れない。
出演者の人たちはみんな独特の空気を持っていて、かっこいいし、絵になるな。

今日読んだ本。

・吉本ばなな「キッチン」
一部に突飛とも言える設定があったり気恥ずかしい「女子」な描写があるけれど、それ以外は大体自然な描写で、集中して読むことができる。
そして、吉本ばななの作品には共通して、「癒し」(癒し系的な意味ではなくて)がテーマとして扱われているらしい。
村上春樹も沢山読んだけれど、そうすると、作家性の違いなんかが浮かび上がってきて面白い。
「癒し」は、「許し」とイコールではないんだよな。
感覚的には分かっている気がするんだけれど、激しさという自分が無理している状態があって、それに対して、激しさを知った上での穏やかさというか…。
「癒し」という字は、「治癒」という言葉にも入っている。
肉体を怪我すれば、それは治療し、時間が経過することで「治癒」されて、元の状態に戻ったり、それより良くなったり、そこまでは戻らなかったりする。
精神的にも、そういうことはあるような気がする。
気持ちに穴が開いたり凸凹したりささくれだったりして、それがなだらかにならされて…。
「怪我」から「治癒」の間には、ハートのキーのようなものがあって、「怪我」しているときには見えていなかったり、具体化していなかったりするんだけれど、それを見つければ、癒しのきっかけになるような気がする。
吉本ばななの作品を読むことで、こうやって考えるヒントになるようだし、作者もそれを意識しているんだと思う。
癒しは向こうからやってくるだけではなく、自分自身が癒しのサインを見逃さないことが大事な気がするので、こうやってここに書き付けている。
「癒し」は人それぞれに、また状況によっても違うものだと思う。
それがずれていったりすると、いらいらしたり、不安になったり、落ち着かなかったりするんじゃないかな。
そして、癒しを得るためのハートのキーを得る前に、まずは激しさのもとになっている怪我に気付くこと。
怪我は自然に治るささいなかすり傷かも知れないし、放っておいたらどんどん悪くなる、深い傷かも知れない。
客観的になった方が怪我の状況は分かるかも知れないけれど、それぞれに異なる癒しのきっかけをつかむには、主観の方が大事かも知れない。
それは自分にとっての悟りみたいなもので、自分で会得するしかないのだろう。
勿論、自分で知れば、誰かを助けるときにも少しは役に立つかも知れない。
このことについては、また本を読みながら、あるいはそうでないときにも考えておきたいと思う。
感じたことを、クリアにしていきたい。

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